FXをしている方なら必ず知っているラウンドナンバー。
大事なことは理解しているけど、ついつい確認を忘れてしまうことも。
今回は、ラウンドナンバーを一目で把握する方法を紹介したいと思います。
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目次
FXのラウンドナンバーとは
ラウンドナンバーはキリ番とも呼ばれ、
ドル円なら110.00や111.00のように為替レートのきりの良い数字のことです。
きりのいい数字は多くの市場参加者が意識することから、反応することが多くあります。
ラウンドナンバーだけでトレードすることは難しいです。
自分のルールの根拠にラウンドナンバーの根拠が追加される場面などは、より優位性の高いトレードができるように感じます。
ラウンドナンバーを一目で把握する方法
ラウンドナンバーの重要性は理解していても見逃してしまうことがあると思います。後から気づくことも多くありますので。
今回は、ラウンドナンバーを一目で把握することができるインジケーターを紹介。
Grid Builder
Grid Builderはラウンドナンバーを一目で把握することができるインジケーターです。
設定で変更することはできますが、110.00や109.500などに自動でラインを引いてくれます。
自分で引く手間が省けるので楽ですし、見逃しもなくなります。
実際のチャートはこちら↓↓
ドル円日足
一目でラウンドナンバーが分かると思います。
時間足を4時間足に変更してみましょう
ドル円4時間足
時間足を変えても同じように反映されます。
時間足毎に設定したりする必要もないので楽ですね。
ダウンロードは「Grid Builder」で検索するとでてくるので、探してみてください。
Grid Builderの設定方法
MT4にダウンロードしたあとの設定方法について解説したいと思います。
間隔(pips)は好きに設定することができます。
Grid Builderの設定画面
「パラメーターの入力」を選ぶ
「値」の数値を「1000」に設定。(1000の数値は、110.00のように.00にラインが引かれる)
Grid Spaceの設定
10pips幅に設定→→100(例:110.10)
50pips幅に設定→→500(例:110.50)
100pips幅に設定→1000(例:111.00)
基本的には100pips幅の設定で問題ないと思います。
0.500も反応することがあるので、自分は50pips幅で設定していますが、ラインが増える欠点もあります。自分の見やすいようにすることをオススメします。
ユーロドル、ポンドドルなど他の通貨も設定は同じです。
ユーロドル日足
実際のチャートで解説
では、本当にラウンドナンバーが意識されれいるのか実際のチャートで見ていきましょう。
ラウンドナンバーは意識されることが多い
直近(2019年6月)のドル円の日足のチャートをご覧ください。
ドル円日足
パッと見ただけで意識されていることが分かります。
このように見ても多く意識されていることが分かります。
それなら、ラウンドナンバーで逆張りでトレードすればいいのでは?
という思いがでてくると思いますが、なかなか難しいと思います。
なぜなら、ラウンドナンバーでピッタリ反応するわけではないからです。
ラウンドナンバーで反応はしているものの、上や下にはみ出て、(日足であれば)ヒゲで戻すことも多くあるので注意が必要です。
短期足でブレイクもダマシになることも多い
ラウンドナンバーで反応し、日足のヒゲで終わる場面を1時間足で見てみましょう。
ドル円日足
日足で下落トレンド中のドル円日足の画像です。
本来なら波の終わりの場面で解説したかったのですが、直近(2019年6月)のほうが参考になると思い、こちらで解説させていただきます。
108.00のヒゲの部分を1時間足で見てみると
ドル円1時間足
1時間足で見ると、108.00を実体ベースで割っていることが分かります。
ドル円1時間足
赤色で囲んだ部分が日足の下ヒゲになっています。
この場面であれば、
ラウンドナンバーをブレイクしてきたから売りだ!
と安易に考えると戻しで損切になる場面でしたね。(もちろん、下落する場合もあります)
このチャートであれば、108.00を3回試すもブレイクできていないことが分かります。
こういうケースもあることを知っていただけるだけでもうれしいです。
迷晴れさんのラウンドナンバーの動画
いつも参考にしている迷晴れさんの動画。
週刊チャートナビの中で、ラウンドナンバーについて解説されていたので紹介します。
「ラウンドナンバーは世界が意識共有するサイコロジカル・ライン」
トレーダーの心理で考えるキリ番付近の動き
専業トレーダーよっしーさんのこちらの記事を紹介します。
キリ番も大事だが、トレーダー心理を考えることが重要であることを解説してくれています。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
自分のトレードでは、ラウンドナンバーを意識しています。
もちろん、ルールの根拠にプラスアルファで採用しています。
Grid Builderを使うことで作業の短縮ができ、見逃すこともなくなりました。
皆様のトレードのお役に立てたら嬉しいです。